またの名を〈暮れ六つ短歌会〉。早稲田大学第二文学部 表現・芸術系演習34の参加者たちのネット上集い場。
最後なので仕掛けなしですああ寒い背筋が凍り時止まる八割そんな一月二月恩田川桜並木にケイン来るそんな話はゆめまぼろしか恩田川桜並木に火星人ザリガニ求め川辺さまよう恩田川わたしの夢はネオニートケインコスギと川辺さまよう
見渡せば広がる一面ホワイトワールドあの子はどこに消えてった雪国で知る人いなく孤独感 明日はいい事あればと願う喫煙所勇気を出して声かける眼鏡の君は北の人今日は会えるだろうか吹雪の中君を待つメンソールの煙草片手に帰りたい陽のあたる場所に春が来るまでに帰れるだろうか
春の頃一期一会もバラバラに固く閉ざした空桜無し鶴の子も五つになると霊となり八つの頃には死に絶えるのみ透明な少女の頬も夕暮れに待ち人想い紅く染まりし昼休み東の国からこんにちはサングラスと語るハタチの思い出移り行く列車の窓から見る夢は流れ流れて雲となるゆれるゆれるトラックが通ってゆれるゆれるしかれども心ゆれずゆれず水滴の行く末追って辿り着くそこにそびえる二本の廃塔海の中立方体のあのカタチそういや涙にあったっけな黒き者甘い団子を追いかけてタンゴを踊ってパンパカパン忘れない忘れたことを忘れない今日の太陽一つの太陽
目に見えぬ黒に怯える事なかれ肺臓のこけ肝のしらやみなのにち前にふった雪はビルの影になって凍りついてしまった。だれもいない。あしあとない。とけない。なのにちまえのゆき。あしあとはない。いごこちがよすぎかたまってしまった、きみのはねをうごかしてあげたい。
幾たびも学校内を歩きまわれど暖かな場所は見つからぬままやめようかやめるべきだと思いつつ喫煙所へと向かう足跡今日の雨明日の晴れもわかるけど降る雪止める術は無きかな弟子屈の白い大地に立ちつくし見つめるほどに星は輝くすべるまい転ぶまいとぞ忍び足時計に目をやる余裕なきかな
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最後なので仕掛けなしです
返信削除ああ寒い背筋が凍り時止まる八割そんな一月二月
恩田川桜並木にケイン来るそんな話はゆめまぼろしか
恩田川桜並木に火星人ザリガニ求め川辺さまよう
恩田川わたしの夢はネオニートケインコスギと川辺さまよう
見渡せば広がる一面ホワイトワールドあの子はどこに消えてった
返信削除雪国で知る人いなく孤独感 明日はいい事あればと願う
喫煙所勇気を出して声かける眼鏡の君は北の人
今日は会えるだろうか吹雪の中君を待つメンソールの煙草片手に
帰りたい陽のあたる場所に春が来るまでに帰れるだろうか
春の頃一期一会もバラバラに固く閉ざした空桜無し
返信削除鶴の子も五つになると霊となり八つの頃には死に絶えるのみ
透明な少女の頬も夕暮れに待ち人想い紅く染まりし
昼休み東の国からこんにちはサングラスと語るハタチの思い出
移り行く列車の窓から見る夢は流れ流れて雲となる
ゆれるゆれるトラックが通ってゆれるゆれるしかれども心ゆれずゆれず
水滴の行く末追って辿り着くそこにそびえる二本の廃塔
海の中立方体のあのカタチそういや涙にあったっけな
黒き者甘い団子を追いかけてタンゴを踊ってパンパカパン
忘れない忘れたことを忘れない今日の太陽一つの太陽
目に見えぬ黒に怯える事なかれ肺臓のこけ肝のしらやみ
返信削除なのにち前にふった雪はビルの影になって凍りついてしまった。
だれもいない。あしあとない。とけない。なのにちまえのゆき。あしあとはない。
いごこちがよすぎかたまってしまった、きみのはねをうごかしてあげたい。
幾たびも学校内を歩きまわれど暖かな場所は見つからぬまま
返信削除やめようかやめるべきだと思いつつ喫煙所へと向かう足跡
今日の雨明日の晴れもわかるけど降る雪止める術は無きかな
弟子屈の白い大地に立ちつくし見つめるほどに星は輝く
すべるまい転ぶまいとぞ忍び足時計に目をやる余裕なきかな